ジャニーズの5人組・嵐が初の海外公演を行うことが7日、明らかになった。東京・渋谷で行われた新アルバム「ARASHIC」の発売記念会見でメンバーが発表した。9月に台湾で単独公演を行うのを皮切りに、韓国、タイではミュージックフェスに参加し、3カ国で8万人を動員する。これに先駆け、この日リリースされた同作にはバンドメンバーとして海外アーティストも多数参加。台湾、韓国、タイで発売されることも決定した。
巨大地球儀の前に立った5人は、青いランプのついた3つの都市を指さした。「世界進出がかなっちゃった。すごくうれしい」とはちきれんばかりの笑顔を見せた。嵐にとって初の海外進出。単独コンサートこそ台湾のみだが、韓国やタイでは日本代表としてゲスト参加する。現地ファンとのふれあいにメンバーは「ワクワクする」(大野智)と大喜びした。
台湾、タイなどアジア各国ではジャニーズの番組やドラマが放送されており、熱狂的嵐ファンは多い。アジア各国から日常的にファンレターが届き「コンサートをやって」という要望も多かった。櫻井翔(24)は「いつか5人で行きたいと思っていた。やっと恩返しができる」と目を細めた。
9日から新アルバムと新曲「アオゾラペダル」を引っ提げての10都市37公演の国内ツアーがスタートする。松本潤(22)によれば「海外では初なので、デビューのころからの流れを少しずつ見せていければ。これまでのコンサートを凝縮した形にしたい」と海外バージョンは国内版とは違ったものとなりそう。二宮和也(23)は「アジアの人は熱気がすごい。台湾には香港からも来てくれると思う。通じるものは音楽しかない。盛り上がれたら」と意気込んだ。
相葉雅紀(23)は「(海外公演を)コンスタントにできるくらいになりたい。そのための第一歩」と野望を披露。言葉の勉強も始めた。大きな夢がかなう5人は期待に胸を膨らませている。