クロアチア戦平均５２・７％…テレ朝史上最高視聴率

　１８日にテレビ朝日で生中継されたサッカー・ドイツＷ杯の日本－クロアチア戦の平均視聴率が、５２・７％だったことが１９日、分かった。瞬間最高は試合終了直後の６８・６％だった。初戦のオーストラリア戦の４９・０％を上回ったが、歴代のＷ杯中継では６番目の記録。テレ朝では１９５７年の開局以来、最高の視聴率となった。（数字はビデオリサーチ調べ、関東地区）

　テレ朝が午後９時３５分から翌１９日午前零時半まで中継した「日本－クロアチア戦」の平均視聴率は、５２・７％だった。占拠率は６５・６％。瞬間最高は、試合終了のホイッスルの直後の午後１１時５１分に記録した６８・６％。日本人の半数がテレビの前に陣取り、７割近くが痛恨のドローに落胆した計算になる。

　全局通じて年間最高だった昨年のＷ杯アジア最終予選・日本－北朝鮮戦の４７・２％を上回り、テレ朝の最高記録を更新。今年もテレ朝が年間最高視聴率番組を獲得しそう。

　２００２年日韓大会でフジテレビが中継した日本－ロシア戦の６６・１％を超える目標視聴率６７％に及ばなかったが、テレ朝はホクホク顔。同局広報部は「６７％という目標は最終予選から中継してきたテレビ朝日の心意気を示したものですから、５２・７％という数字でも十分満足です」。２４時間態勢でドイツから生出演したＳＭＡＰの香取慎吾（２９）は「本当に良かったです」とコメントした。

　平均、最高でいずれも初戦のオーストラリア戦（平均４９・０％、瞬間最高６１・２％）を上回る記録となったが、日韓大会ほど視聴率が伸びなかったのは、地元開催だった前回に比べて試合開始時間が遅かったことなどが原因。また番組枠の組み方も平均視聴率に大きく影響するが、対クロアチア戦も、試合中の視聴率は常時６０％を超えていた。

　なお初戦は、韓国の３局の合計視聴率が、ＮＨＫを上回るという逆転現象が発生したが、今回はＭＢＣ、ＫＢＳ２ＴＶ、ＳＢＳの合計は４２・６％だった。