香取団長生観戦！不敗神話生きていたが…

　不敗神話は生きていた！　テレビ朝日のサッカーＷ杯応援団長を務めるＳＭＡＰ香取慎吾（２９）は１８日、クロアチア戦をスタジアムで応援した。１７日夜からＷ杯一色の同局の各番組に生出演し、２４時間態勢で現地情報をリポート。その後もスタジアムで声援を送り続けた。応援団長となったアジア最終予選のスタジアム観戦試合はすべて負けなし。ハードスケジュールをぬって駆けつけたこの日も、強豪相手に勝ち点１をもぎ取る健闘をその目で見届けた。
　「悔しいです！　何度も勝てると思った瞬間があった試合でした」。惜しくも勝利は逃したが、わずかに望みをつなぐ勝ち点１。手に汗握る展開に声をからして応援し続けた香取は悔しがりながらも「日本のみなさんの気持ちはドイツのスタジアムに届いていたと思います。日本は決して負けていません。次の試合に向けて、がんばれジーコジャパン！」とコメントした。
　２４時間態勢で勝利を信じるメッセージを日本に送り続けた。皮切りは、試合開始２４時間前の１７日午後９時４５分すぎ。「土曜ワイド劇場」の放送合間に登場。「日本を応援しましょう！」。続くレギュラー番組「ＳｍａＳＴＡＴＩＯＮ－５」はニュルンベルク市内の広場でぐるりと囲む日本人サポーターと気勢を上げた。深夜番組「虎の門スペシャル」に続き、一夜明けた１８日早朝から「全米オープンゴルフ」、さらに「Ｗ杯ドイツ大会ハイライト」と生出演は続いた。午後に入っても「新婚さんいらっしゃい」「アタック２５」などの番組に登場。その後も試合開始まで、日本でテレビ観戦するサポーターに向けて「絶対に勝ちます！」と叫び続けた。
　必勝祈願で髪をサムライブルーに染め、決戦の地ニュルンベルクに到着したのは１６日夜。宿泊先は偶然にもクロアチア代表と同じホテルだった。クロアチアのサポーターと擦れ違っても自分から声を掛けてあいさつするなど、応援団長らしく毅然（きぜん）と振る舞った。翌１７日には日本代表の公開練習も見学。「緊張感がこちらにも伝わってきました。絶対に勝ってくれそうです」と熱っぽく日本に伝えた。ドイツ入りしてから満足な睡眠時間も取れていなかったが、疲れた表情は一切見せなかった。
　アジア最終予選を控えた昨年１月に応援団長に就任した。アウエーのバーレーン戦を含めスタジアムに足を運んだ試合は負けなしの不敗神話をつくった。ドイツ入りも香取の強い希望で実現。３泊５日の強行日程だったが、同行した同局スタッフは「高いテンションを２４時間保ち続ける香取さんにこちらが励まされました」と話した。ジーコジャパンの奮闘を信じて、２４時間態勢の総力戦を乗り切った。