人気グループ「嵐」の5人が、漫画家の故永島慎二さん(享年67歳)原作の映画「黄色い涙」に主演することが9日、発表された。犬童一心監督(45)がメガホンを執る。
「黄色い涙」は「漫画家残酷物語」「フーテン」など永島さんが60年代に発表した青春漫画のシリーズ名で、74年に市川森一氏(65)が脚本を担当し、NHK銀河小説でドラマ化された。映画脚本も市川氏が手がける。64年の東京を舞台に、夢を持って生きる若者の希望と挫折を描いた群像劇。
嵐5人での主演は04年の「ピカ☆☆ンチ」以来。小説家志望の若者を演じる櫻井翔(24)は「高度経済成長期の日本に生きる若者の生きざまが、元気のない現代に新鮮に映ると思う」と話した。ヒロインに香椎由宇(19)。12日クランクイン。来春公開予定。