人気グループの嵐が、来春公開予定の映画「黄色い涙」(犬童一心監督)に主演することが9日、発表された。嵐の主演映画は平成16年公開の「ピカ☆☆ンチ」以来3度目となる。
作品は1960年代の日本を背景に純粋に夢を追い求めた若者たちの青春群像劇。漫画家の永島慎二氏の「若者たち」が原作で、昭和49年には脚本家の市川森一氏の書き下ろしによりNHK銀河小説で放送された。
映画化にあたっては犬童監督が以前から構想をもっており、昨年、嵐のコンサートを観賞し、作品にピッタリ合うとキャスティング、製作が決定した。12日からクランクインする。
小説家を目指す向井竜三役の櫻井翔(24)は「犬童監督が惚れ込んでいた作品に嵐5人全員が参加できることを大変うれしく思います。国全体が希望にあふれていたであろう高度経済成長期の日本の若者が、元気のない現代において、とても新鮮に映ると思います」と話している。